2008年5月28日から30日にかけて,横浜で第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が開催されました. 

合計51のアフリカ国が会議に参加し,うち29カ国からは大統領級,4カ国から副大統領級,7カ国から首相級,1カ国から元首相級,10カ国から閣僚級の参加者が集まりました.

また,71の国際団体も参加し,うち16団体がアフリカからの参加となりました.

会議は,次の3つの成果文書を採択して閉幕しました.

横浜宣言
TICAD IV 横浜アクションプラン
TICAD IV フォローアップメカニズム

これらの成果文書は,今後のTICADの取り組む指針のための合意枠組をなすものです.

アフリカ外交団は,TICAD
IVに向けた準備段階で,外務省とその他会議準備に直接かかわる政府団体と組織的に意見交換し,重要な役割を務めました. 
ADCは,長期にわたり,TICAD
IV共催者である世界銀行,国連開発計画,衆参両院の国会議員,日本人有識者,TICAD市民社会フォーラム,国内外のメディア代表とともに,度重なる諮問会議を開きました. 

ADCとしては,TICAD
IVについての一連の日本政府との調整の中で,第4回会議はそれまでのTICADとは異なるものであるべき,とりわけ第3回とは違ったものにすべきだと強く要望していました. 
また,第4回会議では具体的な成果を達成するべき,その成果は時間が制約されるなかでアクションプランに要約されるべき,アクションプラン実行を監視できる様 適切なフォローアップメカニズムを作成するべき,といったことを希望していました.

私たちは根本的に,アフリカを将来的に展望ある戦略的パートナーとみなし,現在の援助中心の関係から脱却して,アフリカと日本の新しい関係の基礎を打ち立てることをTICAD IVに期待していました.

TICAD IVは実際に,いろいろな面で それまでのTICADとは一線を画すものになりました. 
特に,初めて最高首脳レベルの会議となったことも、前回までとの大きな違いです.

既に述べられているように,ADCの長期にわたる準備に積極的に関与できたことも,TICAD IVの意義深い点です. 
本会議と最終文書の内容のためのADCの寄与は非常に大きなもので,これについては広く評価を受けています.

日本の民間企業が,関連イベントへの参加や協賛といった形で,準備段階と本会議に活発に参与したことも,以前の3回からTICAD IVの質を変えてくれました.

TICAD
IVの成果のうち,5年間でODAを倍増するという決定が重要事項に挙がっていますが,ADC側からみて本当に最重要な成果は,経済の成長,インフラの整備,日本企業がアフリカとの貿易・投資を真剣に検討するためのPRにより力を入れること,日本政府が示した資金システムやサポートのメカニズムが適切であることも含まれます.

ADCは,TICAD IVアクションプランとその付属文書,合意したフォローアップメカニズムを実行可能にすることこそが
組織的努力継続のための第一の焦点でありべきだと考えています.

ADCウェブサイトは,関心のある方すべてに
これら大きな2つの目標の達成をめざす歩みをご覧いただき,情報を共有していただくためのメディアです.

2008年10月 東京

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